Webマーケティングの大手はどんな会社?
大手と中小企業の違いを知りたい…
大手企業に転職するコツはあるの?
Webマーケティングの大手企業は各社で特徴がちがうので、転職先を選ぶには一覧で比較することが役に立ちます。
この記事では、Webマーケティングの大手企業を8つ挙げて特性もお伝えします。
大手Webマーケ企業へ転職するコツもお伝えするので、あなたが読んで行動すれば大手企業に転職も可能です。
【結論】
Webマーケティング業界での大手と中小企業の違いは「対応できるサービスの幅」と「予算規模」です。あなたが転職エージェントを上手に活用し、戦略的に転職活動を行えば、未経験でも大手Webマーケティング企業から内定を取れます。
Webマーケティングの大手企業
Webマーケティングは仕事の幅が広く、大手企業でも得意分野が異なります。
業界を代表する企業で成長している旬な大手をお伝えします!
おススメ企業一覧 | 特徴 |
---|---|
サイバーエージェント | Web広告専門代理店で売上No,1。 Abemaやアメブロなど巨大メディアも保有 |
DAC/IREP | SEO第一人者の渡辺隆広氏が在籍。 フルファネルで顧客の課題を解決 |
オプト | Web広告売上げ第3位。 ソリューションやデータベースサービスも |
セプテーニ | インフィード広告の売上が業界No.1 |
電通デジタル | 電通グループのデジタル特化型代理店 |
アイ・エム・ジェイ | アクセンチュアグループのデジタル部門専門。 |
デジタルガレージ | 食べログや価格.comの運営会社とグループ形成 |
メンバーズ | デジタル支援専任チームEMCを確立しコンサルに特化 |
サイバーエージェント
会社名 | 株式会社サイバーエージェント |
設立年 | 1998年3月18日 |
事業内容 | メディア、インターネット広告、ゲーム、投資育成etc |
従業員数 | 1,587人 |
サイバーエージェントはWebマーケティング業界ではトップレベルの知名度を誇り、Abemaやアメブロ・新R25などメディア運営にも強みがあります。
近年ではAI技術を用いた技術(極み予測AIなど)にも力を入れており、AI技術とマーケティングの融合を体現しています。
Web広告代理店としてもTOPの売上げがあり、フルファネルでの提案支援を受けることができます。
ゲームやアプリ事業のグループ会社があり、サイゲームズの「ウマ娘」は実はサイバーエージェントのグループ会社になります。
・業界最大手の売上げ
・Abemaやアメブロなど巨大メディア運営
・革新的なAI技術開発
・35社のグループがありWeb広告の対応幅が広い
DAConsortium/IREP
会社名 | D.A.コンソーシアムホールディングス株式会社 |
設立年 | 2016年10月3日 |
事業内容 | インターネット広告ビジネス 広告代理、ソリューション、クリエイティブ |
従業員数 | 2,474人(DACとIREPの合計) |
DACホールディングスはDACとIREPから成る会社です。
DACはメディアレップ(メディアの代理店)として最大手でIREPはSEO・リスティング広告運用に長けた企業です。
博報堂グループにも属しているため、博報堂経由で超大手企業のSEOやWeb広告運用を担っているケースもあります。
irepはGoogle Ad資格者が国内最多人数在籍しており、また広告賞受賞経歴のあるクリエイターがいるなど、社員の数と質が高いです。
・メディアレップ最大手と広告運用スキルの高い会社
・人材が多く対応できる幅が広い
・SEO第一人者の渡辺隆広氏が在籍
・受賞歴の多いクリエイターも多数
オプト
会社名 | 株式会社オプト |
設立年 | 1995年4月1日 |
事業内容 | 広告代理、マーケティング、テクノロジー |
従業員数 | 約750名 |
オプトは、広告代理・マーケティング・テクノロジーを3本柱のサービスとしているWeb広告代理店売上げ第3位の会社です。
LINE広告関連では「LINE Biz-Solutions Partner Program」の2部門で「Gold」および「Silver」に認定。
求人検索エンジン「Indeed」では2018年上期売上高No.1の代理店として表彰歴もあります。
時代に合わせて柔軟に事業の変革を起こしている企業で、現在の主領域の広告代理からデジタル全般に強い人材育成を図っています。
個人の裁量が大きく事業推進や戦略立案、プロダクトマネジメントなどを1人で担うケースもあります。
・Web広告売上げ第3位*Web専門代理店内で
・個人の裁量が大きい
・広告代理、マーケティング、テクノロジーのサービス3本柱
・1990年代設立で時代の変化に対応してきた
セプテーニ
会社名 | 株式会社セプテーニ・ホールディングス |
設立年 | 1990年10月 |
事業内容 | デジタルマーケティング支援 |
従業員数 | 1251名(正社員) |
セプテーニはインターネット広告中心のデジタルマーケティングと・ウェブサイト制作などのメディアプラットフォームサービスの2軸で事業を展開しています。
中でもマンガアプリ「GANMA!」は累計DL1400万以上で、ユーザー数の増加と知名度の高さがうかがえます。
海外展開も進めていて中国など海外に14拠点あります。しかも海外勤務者の人材を増やそうとしてます!
社員の平均年齢も若く、従業員意識調査では「働きがいのある会社」として国内で8年連続で選出されています。
・Web広告売上げ第4位 *Web専門代理店内で
・2021年には電通の連結子会社化
・漫画アプリGANMAの運営会社
・副業容認しており人の育成を推進している
電通デジタル
会社名 | 株式会社電通デジタル |
設立年 | 2016年7月1日 |
事業内容 | デジタルマーケティングの全ての領域に対する、コンサルティング、開発・実装、運用・実行の提供 |
従業員数 | 1,919名*2021年7月 |
電通デジタルは「電通のマーケティング組織」「電通イーマーケティングワン」「ネクステッジ電通」の3社が統合して2016年にできた企業です。
Web広告領域だけでなく、電通グループの持つ大量のデータやノウハウを活用できる点が大きな強みです。
電通からの出向社員もいて、電通デジタルの利益も高いので出向先から帰りたくないとの声もあるみたい!
上流のマーケティング・ソリューション・DXの提供も行っており、積極的に転職者も採用していて既に社員は1,500人を超えています。
・電通のデータやノウハウを利用できる
・電通よりも利益率が高く積極的に増員中
・Web広告だけでなく包括的な支援が可能
デジタルガレージ
会社名 | 株式会社デジタルガレージ |
設立年 | 1995年8月17日 |
事業内容 | マーケティング・決済・投資関連 |
従業員数 | 471名(正社員) |
デジタルガレージは東京・サンフランシスコに拠点があり、決済、マーケティング、投資・育成事業を展開しています。
「価格.com」や「食べログ」を運営するカカクコムや、ブロックチェーン金融サービスを手がけるCrypto Garageなどのグループ会社を持っています。
ファーストペンギンスピリットを掲げており、挑戦を推進する環境だと想像できます!
・価格.comなど大手メディア運営とグループ会社
・投資・広告・フィンテックを融合させている
・未知の領域に挑戦するスローガン
アイ・エム・ジェイ(IMJ)
会社名 | 株式会社アイ・エム・ジェイ |
設立年 | 1996年7月4日 |
事業内容 | テクノロジー提供・データ分析・コンテンツ制作 |
従業員数 | 572名(正社員) |
アイ・エム・ジェイは2016年4月から世界最大級の総合コンサルティング会社アクセンチュアグループになりました。
調査分析による「課題発見」から、戦略立案、設計、PDCA、データ分析・解析による「課題解決」までをワンストップで支援しています。
コンサル色が強いですが、広告運用やクリエイティブに長けた人材を増やして、戦略~実施までサービスを広げています。
コンサル系企業なので、平均年収500~600万と業界内では高めです!
・アクセンチュアのグループ会社
・国内大手企業のマーケティングを担当
・平均年収は500~600万と業界内では高め
・Web制作企業としては老舗*1,996年設立
メンバーズ
会社名 | 株式会社メンバーズ |
設立年 | 1995年6月26日 |
事業内容 | デジタルマーケティング事業 |
従業員数 | 1,827名*連結2021年3月 |
メンバーズはWebサイトやソーシャルメディア、アプリなどのデジタルマーケティング支援を行っている企業です。
デジタルビジネス運用支援「EMC」やDXPRODUCERは他社にはないメンバーズ独自の強みです。
EMCとは…
大手企業さまを対象に、専門性の高いデジタルクリエイターで編成される専任チームを提供。長年の成果型運用で培った独自のメソッドを用いて、お客さまのビジネスで総合的に支援します。
メンバーズ公式HP
DXPRODUCERとは…
経験豊富なプロデューサー人材が、常駐しあたかも社員のように貴社のDXゴール実現を支援します。大企業を中心にデジタルビジネス運用で培ってきたスキル、ノウハウを活かし、業務プロセス、企業と顧客の関係性、ビジネスモデルに変革をもたらします。
メンバーズ公式HP
DX推進をコンテンツやツールで支援する企業が多い中で、専門人材を直接企業に送り込むサービスは、どこの企業も行ってません。
人的リソースと金額は張りそうだけど、DX推進が最も図れるサービスだね!
・常駐サービスもあるため質が高い
・EMCというデジタルマーケティングを一気通貫支援できるサービス
・ソニー、資生堂、ベネッセなど大手を担当
Webマーケティングとは?基本を分かりやすく解説
WEBマーケティングは「Webサイトの売上げを伸ばすための行為」になります。
そのため関連する業務が非常に多いが、大きく2つに分類できます。
・いかに人を集めるか=集客
・いかに購入率を高めるか=効率改善
2つの大枠は、サイトに人を呼びこむ「集客」か、一人でも多くの人に購入してもらう「効率改善」になります!
なぜなら、集客と効率がサイトの売上げにつながる最も重要な要素だからです。
サイト売上=ユーザー数×購入率×商品単価
上記の式は全てのサイトに当てはまる大事な考え方だよ!
商品単価は顧客が決めるので、Webマーケティングではユーザー数と購入率を改善させます。
具体的な仕事のイメージがしづらいので、集客と効率改善の仕事例を挙げていきます。
【集客にまつわる仕事】
・SEO対策
・Web広告運用
・SNS運用
・ライブ配信etc
メインは検索エンジンやWeb広告からユーザーをサイトへ集めます。
近年は集客窓口が増えて、アプリ・TV・実店舗からもサイトへ誘導しています。
あなたも続きはWEBへ!や「〇〇で検索」というフレーズを耳にしたことがあるはず…!!
【効率改善の例】
・コンテンツ作成
・GA(GoogleAnalytics)分析etc
・サイト接客
・サイト導線設計
購入率の改善にはユーザーが満足するサイト設計が重要です。
例えば、利用しやすいボタンやリンクを設置したり、悩みを解決できるコンテンツを用意します。
あなたもWebマーケティング会社に入ったら、集客か効率改善の分野で仕事をするでしょう。
さらに詳しくWebマーケティングの仕事内容を知りたい方は次の記事を参考にしてください。
≫Webマーケティングの仕事内容を図解で解説【サルでも判る】
Webマーケティングの大手と中小企業の違い
大手と中小企業では対応するサービスの幅と依頼主の規模に違いがあります。
企業規模によって特性は違うので、自社の予算規模や求めるサービスによって依頼する代理店を選びましょう。
・購買ファネルに対応する幅
・広告主の予算規模
携われる購買ファネルの広さ
大手は中小企業に比べて、対応できる購買ファネルが広いという特徴があります。
なぜなら、大手には様々な人材が在籍していてファネルごとに適切な対策が取れるからです。
中小では各ファネルでの専門家がいない場合が多いので、違いが産まれます。
例えば認知度がまったくない商材を成長させるには認知から共有までフルファネルで施策を実施します。
大手と言われるサイバーエージェントに依頼をすれば、Abemaを利用した認知から検索広告といった獲得向け等幅広く対応できます。
中小企業は認知向けやSNSアカウント関連の施策経験が少なかったりして、幅広いファネルに対応できないケースもあります。
だから大手と中小企業では対応できるファネルの幅に違いがでます。
広告主の予算規模
大手は中小企業に比べて、依頼を受ける最低予算規模が大きいという特徴があります。
なぜなら大手企業は分業制で担当になる人材が多く、予算が小さいと案件あたりの生産性が低くなってしまうからです。
例えば、月100万利益の出る案件が200時間/月労働時間がかかるとするならば、月5000円/hの利益がでる案件になります。
会社によって基準は違うでしょうが、5000円/月の案件は人件費を考慮するとおいしくないので大手は依頼を断ります。
逆に中小企業は上記のような予算規模が小さい=月の利益が小さい案件を受けます。
大手と中小では関わる人材の数も異なるので、対応する案件の予算規模に違いがあるのです。
Webマーケティングの大手企業に転職するには
私は業界未経験から大手総合Web広告代理店に転職した経験があります。転職活動では100社以上落ちた経験もあります…
名前は出せませんが、この記事でも紹介した企業で働いてます
Web広告代理店には毎月転職者がいるので、多くの未経験転職者を見てきました。
多くの成功事例を見た中で内定に繋がる3つの重要なポイントをお伝えします。
・転職エージェントを上手く活用している
・年代にあった転職戦略がある
・学歴or年齢or実績・実務経験がある
転職エージェントを上手く活用する
一つ目は転職エージェントを上手く活用していたことです
「上手く活用する」がポイントです!
例えば、複数社のエージェントに登録して情報共有することで、エージェントを競わせて最大限情報を引き出します。
転職エージェントからの情報は貴重なので、上手く手玉にとりましょう
私も3社のエージェントに登録し毎日他の選考状況も教えていたので、焦っているエージェントもいましたw
利用した中でオススメするエージェントは以下の3つです。
その結果、登録したすべてのエージェントから内定を取れて、内定先からベストな企業を選べました。
さらに詳しく転職エージェントの扱い方を知りたい方は次の記事を参考にしてください。
年代にあった正しい戦略とは?
二つ目は、年代に合った戦略を考えることです
なぜなら企業の採用担当も、応募者の年齢によって求めるポテンシャルも実績も大きく異なるからです。
年齢で、どのような違いがあるの!?
【20代に求める例】
・実績がなくてもポテンシャルをみる
・やる気があってガツガツ働く
・長く勤めて可能性が高い
・向上心があって自発的か
企業は20代を「実績<ポテンシャル」でみています。
「これから成長して、会社に長く貢献してくれるか」という軸で判断してます
じゃあ30代は実績重視なの?
【30代に求める例】
・実績があって即戦力が期待できる
・マネジメント経験
・20代の育成係としての立ち位置
・できれば低コストで採りたい
企業は30代を「実績>>ポテンシャル」でみています。
いかに即戦力が期待できて、マネジメント候補生という軸で判断してます。
だからこそ、30代応募者は未経験であってもポテンシャルを押し出した活動をしてはいけません。
それぞれの年代に合った適切な戦略を、あなたにお伝えします。
20代での転職戦略を詳しく書いた記事を参考にどうぞ
30代でも大丈夫なので下記を参考にどうぞ
30代以降で年齢制限を知りたい方は下記を参考にどうぞ
Webマーケ企業が評価する実績と実務経験とは?
三つめは、「学歴」や「若さ」もしくは前職での「実績や実務経験」があることです
なぜなら実績があれば自社でも活躍できるイメージを採用者側が持てるからです。
大手の場合だと学歴や年齢の若さを重視するケースもあります。*あくまで有利なだけですが…
20代は実績があればなお良し、30代は実績がないと非常に厳しい闘いを強いられます。。
分かりやすい実績は営業数字などなので、例を挙げます
・営業成績TOP10以内
・昨対比売上げ120%達成
・業務改善ツールで社員の工数削減etc
Webマーケ業界ではブログやSNS、Youtube関連の成果が評価されるケースもあります。
【評価される実務経験例】
・サイト運営でPV5000/月
・SNSのフォロワー1000人
・Youtube登録者1000人
・オンラインスクール受講済
*あくまで数字は一つの基準
サイト運営などは、すぐに結果が出ないのですぐに実務経験が欲しい方には「オンラインスクール受講」がオススメです
Webマーケ実務が積めるオススメなスクールは次の記事を参考にしてください
≫【未経験向け】WEBマーケティングが学べるオンラインスクール5選
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Great content! Keep up the good work!