・メディアレップと代理店は違うの?
・メディアレップは代理店よりも転職しやすい…?
・2022年以降も必要な企業なの?
メディアレップと広告代理店は、広告を扱うという意味では同じ分類になります。
しかし働き方には違いがあり、正しい理解をしないとあなたの理想とかけ離れた仕事に就くかもしれません。
この記事では、メディアレップの役割と転職するコツをお伝えします。
現在の役割と将来の伸びしろもお伝えするので、あなたがこの記事を読めば「メディアレップに転職」しやすくなります。
【結論】
メディアレップの主な役割は、純広告(予約型広告)の販売や媒体社との連携になります。未経験から転職できる企業ですが、インターネット広告代理店の方が転職しやすいです。2022年~Web広告業界は採用を増やしてるのでチャンスです!
メディアレップとは?役割と未来予想
メデイアレップとは各媒体社(メディア)の広告枠を、広告代理店や広告主に卸す会社になります。
メディア(媒体社)は、GoogleやYahooなどの検索エンジン、LINEやTiktokといったアプリも含めて数多くあります。
中には雑誌や新聞などを扱う媒体社もありますが、時代の変化とともに減ってきてます。
スマホやPCの普及で、Web広告を出す企業も増えたからメディアレップは急成長してきました。
メディアレップがなければ、Web上の純広告枠を管理できず広告代理店・広告主どちらも不便になります。
メデイアレップがあるから、媒体社も・広告代理店も広告主もすべての企業が売上げを伸ばしやすくなります。
ではメデイアレップのメインの役割を4つ挙げます
1:純広告(予約型広告)の販売
2:広告メディアの管理
3:広告運用
4:DMPなど開発
1:純広告(予約型広告)の販売
メディアレップのメインの役割は、純広告の管理と販売になります。
純広告とは広告掲載する枠が決まっていて、日や月単位で¥〇という価格が設定されています。
純広告の代表例は、Yahooブランドパネル枠やLINE「Talk Head View」になります。
Yahooブランドパネル枠を画像を使って、お伝えします。
Talk Head ViewはLINE のトーク選択画面の一番上の枠です。
純広告は「予約型広告」とも呼ばれて、1日などの期間で一つの広告が独占配信することが主流の広告枠でした。
それは、多くの人が利用する媒体で1日掲載するだけで、非常に多くのユーザーの目につくからです。
YahooのTOP面は、最もメジャーな純広告枠で値段も約500万/日しますw*あくまで概算
2:媒体社(メディア)の管理
2つ目の役割は無数にあるメディアを管理して、代理店や広告主に合わせてプランニングすることです。
広告主が「LINE広告を出したい!」とLINE社に連絡したら、数が多すぎてLINE社がパンクしますw
掲載希望の広告主や代理店からの依頼をメディアレップが受けて、媒体社とやり取りしてくれます。
広告掲載には契約の締結やアカウントの開設が必要になります。
メディアレップは媒体社がパンクしないように、多くのメディアを管理してやり取りしてくれるのです。
3:広告運用
3つ目の役割は、広告の運用もメディアレップは引き受けてくれます。
運用型広告という、掲載される場所や金額が変動する広告が増えたことで運用業務も増えてきました。
現在はWeb広告代理店が増えてきたので、メディアレップと混同する要因にもなっています。
メデイアレップとWeb広告代理店は、どちらも運用の仕事ができるんだ
4:DMPなど開発
メディアとのネットワークを活かし、独自のDMPを開発しているケースもあります。
DMPとは…
「Data Management Platform」の略で、インターネット上でのユーザー行動履歴や年齢・性別、広告配信データなど様々なデータを管理し、マーケティングに活用できるツールです。
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)のAudienceOneなどが有名です。
DMPで大量のデータから、広告配信した時に効果を最大化できるユーザー群を抽出することができます。
簡単にいえば、大量のユーザーデータを管理して効果のでる可能性の高い集団をあつめられる機能です。
媒体社との連携が強いメディアレップだからこそデータの活用も上手なんだ!
2022年以降に求められる役割とは?
メディアレップのメインの役割は「純広告の管理」と「メディアの管理」です。
上記の役割は、ほかの代理店が入る余地がすくないのに、需要があるので今後も求められます。
しかし本当に上記の2つだけで、顧客である広告主は満足するでしょうか??
メディアの選定や純広告枠を買い付けてくれても、継続的な売上げ増加にはつながりません。
だから2022年以降は、狭い領域の課題解決ではなく「デジタルマーケティング全般」を支援できる役割が求められます。
それを見越して、大手のメディアレップはデジタルマーケティングができるグループ企業を抱えています。
メディアレップの売上げランキングと大手企業
メディアレップはWeb広告の普及とともに成長してきた歴史のみじかい企業が多いです。
企業も少なめですが、メディアレップの売上げランキングを紹介します!
No, | 企業名 | 売上高 |
1位 | DAC | 1,629億(2020年) |
2位 | CCI | 844億(2018年) |
3位 | GMOアドパートナーズ | 345億(2020年) |
4位 | CARTA HOLDINGS | 225億(2021年) |
Web広告に特化したメディアレップを上げましたが、DACとCCIの2社が市場の大半を占めいています。
1位:デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)
メディアレップ(Web領域)TOPはデジタル・アドバタイジング・コンソーシアムで博報堂DYグループの中でデジタル領域の中核を担っています。
DACはグループ企業にDMPに強い「プラットフォーム・ワン」やアフィリエイトに強い「カラック」などがあります。
最近では株式会社ZOZOテクノロジーズと戦略的パートナーシップを締結しました。
単なる広告枠の買い付けや媒体社との懸け橋だけでなく、アドテクノロジーの進化と共にDMPも作成しています。*AudienceOneなど
2位:サイバー・コミュニケーションズ(CCI)
第2位はサイバーコミュニケーションズで、電通グループの中核を担う企業です。
電通とソフトバンクの合弁により設立されて、現在では1500社を超えるメディアを扱っています。
PORTOやDataCurrentなど独自の広告配信最適化ツールも開発してます
メディアと関係が深く経営ビジョンには「The Media Growth Partner 」これまで以上にメディアを育成すると掲げています。
何といっても電通と協働するケースが多く、電通はCCI・博報堂はDACというメディアレップの立ち位置があります。
3位:GMOアドパートナーズ
第3位はGMOアドパートナーズで、メディアアドテク事業とエージェンシー事業がメインのGMOグループの一員です。
電通・博報堂のバックがある上位2社とは売上で差があります…
メディアレップ事業の中では、国内最大級の「AkaNe」と呼ばれるアドネットワークサービスを提供しています。
上記のサービスには数多くのメディアとの関係性が必要であり、メディアレップ第3位の実力でもあります。
同社はメディアレップとしては上位と差がありますが、代理店としても強くメディアとも関係が深い広告代理店といえます。
広告代理店とメディアレップの違い
広告代理店とメディアレップの違いは、メイン事業の取引先の違いです。
広告代理店:メインの取引先は「広告主」
メディアレップ:メインの取引先は「媒体社」
広告代理店はメディアレップと連携して、主要媒体の広告アカウントの開設や管理を行います。
メディアレップも良質な広告枠を、広告代理店を通じて広告主に提供しています。
どちらも必要不可欠で、Web広告の普及ともに成長します!
だからこそ広告代理店の上位企業は、グループ会社にメデイアレップとWeb広告代理店を抱えているケースが多いです。
【電通グループ】
メディアレップ:サイバーコミュニケーションズ
Web広告代理店:電通デジタル
【博報堂グループ】
メディアレップ:デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム
Web広告代理店:IREP
【サイバーエージェントグループ】
メディアレップ:ABEMA・タップル・アプリ事業
Web広告代理店:サイバーエージェント
メディアレップに転職する方法とは
業界未経験でもメディアレップには転職できます。
なぜなら、私がWeb広告代理店で働いていて、グループ会社のメディアレップに転職してくる人が毎月いるからです。
前職は銀行勤めや、ベンチャー出身など業界は様々ですw
またメディアレップもWeb広告運用を請けるので、営業や広告運用者が不足しているという理由もあります。
広告代理店とどっちが入りやすい?
ぶっちゃけメデイアレップと広告代理店なら、「広告代理店」方が転職しやすいです。
なぜならメディアレップの主要企業は少なく、Web広告代理店の方が成長していて企業数も多いからです。
Web広告代理店にはメデイアレップ以上に人の出入りが激しいですw
メディアレップに転職した事例を、同期に聞いたので参考にしてください。
メディアレップ・Web広告代理店に転職するコツ
私も2019年に未経験からWeb広告代理店に転職しました
これまで約3年間で何十人も転職に成功してきた人をみたので、内定に繋がるポイントをお伝えします。
必須:転職エージェントを上手く活用している
必須:年代、立場にあった転職戦略がある
・前職での実績や実務経験がある*あればGood
転職エージェントの利用が必須なワケ
なぜなら、転職エージェントは転職のプロなので利用価値が高く効率的に転職活動を行えるから。
けどエージェントは当たり外れがあって、ウザくない?
確かに転職エージェントも営業マンなので「とにかく転職させようとする」ハズレのエージェントもいます。
ハズレのエージェントにあたると非効率なので、下記のコツを取り入れてミスマッチを防ごう。
・エージェントは複数登録する
・相性が悪ければエージェントを変更する
・競合エージェントの情報を共有し競わせる
・エージェント毎に役割分担する
複数登録し、競わせれば応募者にとってメリットばかりです!
【エージェント利用のメリット】
・キャリア相談に乗ってくれる
・非公開求人を多数持っている
・業界や職種の知識がある
・書類添削や面接対策がある
・企業とのやり取りの窓口になる
・年収交渉を行う
・退職交渉のメソッドをくれる
・全て無料で利用できる
私や同期もエージェントを複数利用して、未経験からWeb広告代理店・メデイアレップに転職しています。
個人では聞けない面接のフィードバックや、内定後の年収交渉も無料でやってくれるので使わない手はない!
私が利用してオススメするエージェントは下記の3つです。
オススメエージェントの中でも私もWebマーケ内定に繋がって、他の転職者も一押しのエージェントは「doda」です。
\誰でも無料で相談可能/
もっと詳しく転職エージェントを知りたい方は次の記事を参考にしてください。
年代、立場にあった転職戦略が必要なワケ
なぜならWebマーケ企業は、応募者の年代によって求めるスキルが異なるからです。
30代には即戦力やマネジメント経験を求めてるのに、20代に求められるポテンシャルを押し出した活動では内定を取れません!
Webマーケティングは人気なので、ライバルが多いことを忘れてはいけません。
逆にいえば、企業の求めている人材を把握して自分を雇うメリットを伝えれば内定に近づきます。
若いからとにかく受ける!ではいけません。あなたが勝てる戦略を考えて内定確率を上げましょう。
20,30、40代での転職戦略を考えているので参考にしてください。
20代での転職戦略を詳しく書いた記事を参考にどうぞ
30代でも大丈夫なので下記を参考にどうぞ
30~40代で転職の年齢制限について知りたい方は次の記事を参考にどうぞ
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